組織開発のためのハラスメント防止
- 真理 岩井
- 11月26日
- 読了時間: 2分

先日、IT企業様にて全社員向けの組織開発研修を担当いたしました。
テーマは「自分らしいリーダーシップの発揮」と「仲間と連携して組織へ貢献する力」です。普段の業務ではなかなか触れることの少ない問いに向き合い、ワークを通じて自己理解を深める時間となりました。
その中で印象的だったのは、「普通のコミュニケーションでも、ハラスメントと言われてしまうのでは」と不安を抱える声が複数あがったことです。
最近の懸念として、ハラスメント防止研修が「行動制限」として伝わってしまい、過度な気遣いやリーダーシップの発揮を抑制させる状況を作っているように感じます。
しかし本来は、本来のハラスメント防止とはコミュニケーションを円滑にし、安心して協働できる組織づくりのためのものであると考えています。
自ら働きやすい職場をつくるために、組織の一員としてどう行動するかを考える機会であり、 「相手の行動を止める武器」や「自分の都合を通す材料」ではありません。
私は場に立つとき、恐れを拡げるのではなく“対話や関係の質”を高めることに貢献したいと考えています。
自分が何をどう感じ考えるのか、そして他者もまた同じように感じ考える存在であることを理解し、安心して意見を交わせる場作りを改めて意識していきたいと思います。
これからも、協働と建設的な関係を生む場を提供してまいります。




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